ご自宅でスパイスカレーを作る方が増えていると思います。
スパイスカレーとは
市販のカレールーなどを使わず、ご自身でスパイスを配合して作るカレー
いざ作ってみたものの、何か物足りないなぁ、と思ったことがありませんか?
この記事で紹介する方法で作ると、誰でも簡単に美味しいスパイスカレー(ホロホロチキンカレー)を作ることが出来ます。
当店人気No.1のInfinityカレーとしてご提供しているカレーの一つで、そのレシピをさらに簡単にしたものを今回紹介します。
この記事では、材料、調理器具、調理手順とそのコツ/ポイントを紹介します。
読み終えると、簡単で美味しいスパイスカレーを作ることが出来るようになります。
今回作るカレー:ホロホロチキンカレー
チキンがホロホロになるまで煮込み、うま味を凝縮させたカレーを作ります。
↑の写真はお店で提供しているものですが、左手前のカレーが今回作るホロホロチキンカレーです。
材料
お店で作るときの分量になってます(;^ω^)
15~20人前になりますので、ご家族の人数に合わせて調整してください。
スパイスをそろえるのが大変だと思いますので、お手持ちのものでかまいません。あくまで参考程度に。
- 鶏もも肉 2kg
- 玉ねぎ(荒みじん切り) 大4個
- ホールトマト缶 1個
- にんにく(すりおろし) 小さじ3 ※市販のチューブのものでOK!
- しょうが(すりおろし) 小さじ2 ※市販のチューブのものでOK!
- こめ油 100ml ※サラダ油でもOK!
- 塩 20g
- プレーンヨーグルト 400g
- 無塩バター 200g
- カスリメティ 少々
- ホールスパイス
- クミンシード 小さじ2
- マスタードシード 小さじ2
- レッドチリ 3本
- シナモンスティック 3本
- パウダースパイス
- コリアンダー 大さじ4
- クミン 小さじ1
- フェヌグリーク 小さじ1
- カイエンペッパー 小さじ1
調理器具
無水調理鍋を使います。当店ではStaubの31cmオーバル型を使っています。容量5.5リットルです。
このお鍋を使うということは
ポイント
無水調理するのが今回のポイントです♪
お持ちでない場合は、普通のお鍋でも大丈夫ですが、うま味の凝縮感が少し物足りないかもしれません。
Amazon、楽天でも売ってます。
調理手順
1. 鶏もも肉を一口大にカットして、ヨーグルト、塩を混ぜ合わせて、冷蔵庫において1時間マリネする
1時間以上マリネしたほうが美味しいですが、そんなに待てない!という人は1時間より短くてもかまいません。
手順.2~4の時間だけマリネする、でもOKです。
2. 鍋にこめ油を熱し、マスタードシードを加えて蓋をする
パチパチとはじけ始めたら弱火にして、パチパチがおさまったら次の手順に進んでください。
3. 中火にして、レッドチリ、クミンシード、シナモンスティックを加える
クミンがシュワシュワして、いい香りがしてきたら次の手順に進んでください。
4. みじん切りにした玉ねぎとホールトマトを加えて混ぜながらトマトをつぶして蓋をする
蓋をした後、はじめ中火でしばらく放置します。
蓋と鍋のすき間から蒸気が漏れてきたら、蓋をあけ、鍋底の焦げをこそぎながら混ぜてください。
少々の焦げは気にしなくて大丈夫です。真っ黒焦げはダメですが(;^ω^)むしろ、この少々の焦げによりメイラード反応が発生して旨味がアップします。
混ぜた後、弱火にして再度蓋をして10分~20分放置します。時々焦げないように混ぜます。
玉ねぎが透明になり、やわらかくなっていれば次の手順に進んでください。
5. 鍋にマリネした鶏肉を加えて、混ぜたあと蓋をする
中火にして、蓋をします。蒸気が漏れてきたら弱火にします。
鶏肉の水分でひたひたになると思います。
ポイント
このうま味が詰まった水分を逃がさないように蓋をしたまま、ほろほろ(肉が繊維状にくずれる)になるまで煮込みます。
終始、焦げないように時々混ぜてくださいね。
6. バターを加えて溶かしながら混ぜる
7. パウダースパイスを加えて混ぜる
8. 味見して塩味を調整する
ここで使う塩は分量外です。お好みで調整してください。
9. にんにく、しょうが、カスリメティを加える
よくある手順では、ホールスパイスの後ににんにく、しょうがを加えることが多いですが、当店のカレーは最後に入れることが多いです。
ポイント
最後に入れることで、にんにく、しょうがの香りを前面に出して食欲増進!
にんにく、しょうがを入れることで、味の輪郭がはっきりします。
手順.7で味見したと思いますが、その時はぼんやりしていた味が、この手順でシャキっとします。
そしてカスリメティを使うことで一気に本格的なカレーの香りに仕上がります。
10. 完成!
今回の手順では「バター→スパイス→にんにく、しょうが」の順に加えていきました。
後に入れるものほど、食べるときに香りが強く残ります。
なので今回の狙いは、にんにく、しょうがを前面に出し、その奥からスパイス、さらに奥からバターを感じられるようにしています。
このあたりはご自身の好みで手順を変えてみてください。
まとめ
材料、調理器具、調理手順とそれぞれのポイントをご紹介しました。
とても簡単に美味しいスパイスカレーが出来ましたね。
ご家庭で是非作って、楽しんでください!