スパイスカレーで使用する定番食材は、
- 玉ねぎ
- トマト
- お肉(チキン、ポーク、ビーフ)
が、すぐに思い浮かぶと思います。
これらの食材で、スパイスの配合やハーブ、調味料の組み合わせでいろいろな味わいのカレーを作ることが出来ます。
この枠から飛び出して、新たなカレーを作ってみたいと思ったことはないでしょうか?
この記事で紹介するカレーは、これまでの枠から飛び出す、玉ねぎ、トマト、お肉を使わないレンズ豆のカレーです。
読み終えると、新たなカレーの世界が広がると思います。
今回作るカレー:レンズ豆のカレー
↑のカレーの左上の黄色いカレーがレンズ豆のカレーです。
ほくほくになったレンズ豆のうま味が前面に出ています。
角切りにした大根に、豆のうま味が出たスープが染み込み美味しいとともに、食感のアクセントにもなってます。
材料
お店で作るときの分量になってます(15~20人前)ので、ご家族の人数に合わせて調整してください(;^ω^)
- レンズ豆 1kg
- 大根(1cm角切り) 1/2本
- 水 適量
- 塩 20g
- にんにく(すりおろし) 小さじ3 ※市販のチューブのものでOK!
- しょうが(すりおろし) 小さじ3 ※市販のチューブのものでOK!
- こめ油 50ml ※サラダ油でもOK!
- ホールスパイス
- クミン 小さじ1
- マスタードシード 小さじ1
- パウダースパイス
- ターメリック 小さじ2
- コリアンダー 大さじ4
- フェヌグリーク 大さじ1
- カイエンペッパー 小さじ1
レンズ豆
レンズの形をした豆です♪そのままですね( ´∀` )
和食ではあまり使われない食材ですが、インド料理(カレー含む)ではよく使われます。
栄養素的にはビタミンB群が豊富です。疲労回復に効果的!
水戻しせずに使えるので、手軽に使えるのも魅力的です。
ターメリック
レンズ豆のカレーにターメリックを使う主な理由は、ズバリ色付けです。
レンズ豆も黄色系なので、それをさらに鮮やかにします。
ターメリックと呼ぶよりも、ウコンの方が日本人になじみのありますね。飲み会の前に飲むアレです。
アンチエイジング効果があります。
香りは土っぽい感じです。
パウダースパイス配合の狙い
15~20人前のカレーの場合、スパイスの総量は大さじ5~6を目安にしています。
カレーの狙いに応じて内訳を変えます。
ターメリックの主な目的は色付けで、レンズ豆1kgでカレーを作る場合、小さじ2でちょうどよい色に仕上がります。
フェヌグリークは食欲をそそる香り付けに使います。ほんのり甘い香りです。味は苦いので、私は大さじ1を上限にしています。
カイエンペッパーは辛味付けに使います。激辛通はもっと入れたほうがよいでしょう。
残りの分量は、カレーを作る上でのド定番のコリアンダーです。この香りがないとカレー感が出ないので。香り付けですね。
調理手順
1. 鍋にレンズ豆を入れて、お米を研ぐ要領で洗う
やさしく♪
2. レンズ豆の2倍の高さまで水を入れて、ターメリックとこめ油を加えて混ぜて火にかける
2倍というのが分かりにくいですね(;^ω^)例えば、豆が鍋のそこから1cmまで入っていたら、鍋底から2cmのところまで水を入れてください。
ターメリック、こめ油(10ml)加えて混ぜた後に、中火にかけます。
鍋底が焦げやすいので、時々混ぜてください。
沸いてきたら次の手順に進んでください。
3. 大根を加えて煮込む
レンズ豆がほくほくの手前の状態になるまで煮込みます。大根もやわらかくなるまで煮込みます。
レンズ豆がボロボロになるまで煮込むと煮込みすぎです。
4. 塩、残りのパウダースパイスを加えて混ぜて煮込む
5分くらい煮込みます。
5. 残りのこめ油で、ホールスパイスをテンパリングして鍋に加える
テンパリングは、別フライパンにこめ油を入れて熱し(中火)、そこにホールスパイスを加えてください。
はじめにマスタードシードを入れて蓋をして、パチパチなり始めたら弱火にします。
パチパチがおさまったらクミンを加えて、シュワシュワしていい香りがしてきたらテンパリング完了です。
フライパンの中の油とホールスパイスを鍋に加えてください。
テンパリングはホールスパイスの香り出しの準備作業です。
6. にんにくとしょうがを加えて煮込む。塩味調整する。
レンズ豆の食感が少し残っているのが好みなので、ボロボロにならない程度に煮込みます。
そのあたりは好みですので、お好きな豆の状態を探してみてください!
最後に、にんにく、しょうがを入れることで、味の輪郭をくっきりシャキっとさせます。
7. 完成
まとめ
これカレーなのか?という内容ですが、これもれっきとしたカレーなんです( ´∀` )
お肉が入ってないので物足りないのでは?と思われそうですが、全然そんなことありません。
満足感ありますので、是非お試しください!
新たなカレーの世界に向けて扉が開かれましたね♪